Application Note

qNTAを用いた再生PETボトル中の残留物質スクリーニング

qNTAを用いた再生PETボトル中の残留物質スクリーニング

はじめに

再生PETボトルは食品包材への応用が期待されていますが、リサイクル工程での汚染物質混入が課題です。本Application Noteでは、qNTAを活用した網羅的スクリーニング手法を紹介します。

分析方法

LC-Orbitrap MS/MSを使用し、全イオンフラグメンテーション(AIF)モードで取得したデータをqNTAワークフローで解析しました。データベースとしてChemSpiderおよびHMDBを使用しています。

結果と考察

合計284種の化学物質を検出・同定しました。そのうち12種が欧州食品安全機関(EFSA)の評価対象リストに含まれていました。検出された主な物質群はフタル酸エステル類、紫外線吸収剤、加工助剤由来化合物などです。

まとめ

qNTAにより、従来の標的分析では把握困難だった多様な残留物質を効率的にスクリーニングできることが示されました。再生プラスチックの安全評価に有効な手法です。