「海に浮かぶプラスチックボトルの中に、一体どんな化学物質が溶け込んでいるのか。それを知りたいという純粋な好奇心が出発点でした」——QuantarisLab CSO・德村さんは静かにそう語り始めました。
大学院でLC-MS/MSを研究していた德村さんが廃プラスチック問題に目を向けたのは、就職活動中に読んだ一冊の論文がきっかけだったといいます。「海洋プラスチックから検出される化学物質の種類が、想像をはるかに超えて多いことを知って衝撃を受けました」
現在は月の半分を分析業務に、残りをアルゴリズム開発に充てているという德村さん。「データが揃うたびに、世界が少し見えてくる感覚があります。それがこの仕事の醍醐味です」と目を輝かせました。